バツ1子持ち、それでも先生が大好き!

沢田先生の思い

俺は華を忘れる事なんて出来ない。



華は生徒なんだと自分に何度も言い聞かせた。



でも目はいつも華を追っている。



啓太の隣で笑っている華。


たけど、本当に笑っているように見えない。



マンションに帰っても、隣の部屋に電気がつくことはなかった。



夕顔が毎日泣いて、華に会いたいと俺を困らせる。



華は、今お父さんの所に行ってると嘘をついた。



夕顔はひたすら華の帰りを待っている。



夕顔が夜眠らなくなったのは、毎日華と寝ていたからだと思う。


俺の帰りが遅い時は、留守番を母さんに頼んでいる。


母さんに何度も再婚を進められたが、夕顔のママは華ちゃんじゃないと駄目だと泣く。




夕顔がいい子にして待ってたら、華ちゃんは夕顔のママになってくれると言い譲らない。



俺だって華が夕顔のママになってくれたら、どんなにいいだろうと思う。



たけど、今の華にそれを望めない。



華はまだ高校生なんだから。



高校生の華に望んではいけない。






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