それでも、君が好きだから。
二つ目。



「やっぱ風強いから室内にしよっかー。そうなるとやっぱ家庭科室!」



「だからどこでもいいって」



咲良が昼休みになると迎えに来てくれて、二人だけで一緒にお弁当を食べる。



「ふふふ」



「何だよ突然、こえぇな」




「ふふ、ちょっといい事があったの!」




咲良といられるだけで、嬉しいんですよ。私は。
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