それでも、君が好きだから。
これが私の覚悟だよ。



「大口叩くじゃん。そもそも優勝なんてできんのかよ。三年もいんのに」




「ビビってんの?」



一度ケンカを売ったからにはもうひかない。




「……上等。負けたほうが勝ったほうの言うこと聞く、な」




「ちょっとひらり、何言って「負けないから!!じゃあね!!」




私は走ってその場を離れた。




_咲良に今まで勝負を挑んで勝てたことなんかない。でも……




今と昔じゃ、きっと違うから。負けないよ、咲良……!
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