Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「前とは違う・・ 姫花は考えて、準備していったんだ 思いつきの行動じゃない・・それにもう子どもじゃないんだ 自分の行動全てに責任が伴う」

ガクはりんを見ているようでその先の何かを見ていた

「・・・・・」

「なぁ・・ 引越さないか? 」

「え?」

「俺の家に・・・」

「急にどうしたの?」

「親父もお袋もいないし、ふたりであの家はでかすぎるけど・・」

とガクはここで言葉を飲み込んだ

「・・・姫花が帰ってくる家に灯りをともしておいてあげたいんでしょ?」

とりんはガクのとなりに座り、そっとガクの手を包み込むように握った

「・・・・りん・・」

「ガクの事も好きだけど、姫花の事はもっと好きなの」

とりんはガクに笑って見せた

「やっぱ、お前最高・・・」

ガクはそう言って、りんの肩に顔をうずめた

りんはそんなガクの頭を優しく撫で、ふたりの足元でAQUAが丸くなって寝ていたのだった
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