Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
「知ってるのなにも、ヒメカはうちのコーヒーの大ファンで毎日通っていたんだよ あんた、あの子の知り合いかい?」

マーサはあえて潤也に尋ねた

「・・はい 日本の・・友人です・・・」

潤也の言葉に

「そうかい・・・ でも、もうこの街にはいないよ?」

「はい、知ってます あの・・ この写真の女の子知ってますか?」

潤也はマーサに姫花とエイミーの写真を見せる

「この女の子になんの用事なんだい?」

「ここに写ってる姫花 すっげ~笑ってるから・・ ここ数年日本で見せたことのないような笑顔で笑ってて 姫花をこんな笑顔にさせられるこの女の子にここでの姫花の様子を聞きたくて・・・」

「あんた・・ それだけの為にココまできたのかい?」

「はい・・ 丸二日市内を歩き回って・・ 今日が最後だったんです・・ 明日には帰国しないとならないから・・ もし、もし隣に写ってる少女の事御存知だったら教えて頂けませんか?」

潤也の必死な様子にマーサは思わずケンに視線を送る

そんなマーサに頷いたケン

そして・・

「一緒に写っている女の子はエイミーっていう高校生だよ」

「高校生!! じゃあ市内の高校を探せば!!」

と立ち上がる潤也に

「人の話しは最後まで聞くもんだよ?」

と睨みを効かせ、潤也は再び椅子に腰を下ろす

「エイミーは私たちの娘・・ 今呼んできてあげるから、あんたはコーヒーが冷めないうちに飲んじまいな」

とマーサは潤也に笑顔を見せ店の奥へ歩いていった

急な展開に固まる潤也の肩をケンが思いっきり叩き、ニコっとわらってみせた

少し落ち着いた潤也は椅子に座りなおし、ケン御自慢のコーヒーに口をつけるのだった
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