私、今から詐欺師になります
茅野が今のままでは自分とは居られないと言ったこと。
自分が身を引かないと茅野が苦しむと思ったことなどを言うと、玲は一言で茅野と自分の決意を笑い飛ばした。
「莫迦じゃない?
だいたい、お兄ちゃんは人が良すぎるよ。
結論も急ぎ過ぎ」
と言われるが、このまま茅野と居たら、彼女が望んでもいないのに、手を出してしまいそうだと思っていた。
「落ち着きなよ」
と玲は笑顔で言ってくる。
「僕が茂野を殺してくるから」
いや、お前が落ち着け、と思った。
玲は笑った顔のまま言う。
「茅野ちゃんが好きな、あんたならともかく、茂野がこれ以上茅野ちゃんに触るとか……」
いろいろ妄想したらしい沈黙があった。
「強姦罪で訴えてやるっ」
と出て行こうとする。
「落ちつけっ。
俺が行くっ」
と穂積は慌てて弟の腕を掴んだ。
自分が身を引かないと茅野が苦しむと思ったことなどを言うと、玲は一言で茅野と自分の決意を笑い飛ばした。
「莫迦じゃない?
だいたい、お兄ちゃんは人が良すぎるよ。
結論も急ぎ過ぎ」
と言われるが、このまま茅野と居たら、彼女が望んでもいないのに、手を出してしまいそうだと思っていた。
「落ち着きなよ」
と玲は笑顔で言ってくる。
「僕が茂野を殺してくるから」
いや、お前が落ち着け、と思った。
玲は笑った顔のまま言う。
「茅野ちゃんが好きな、あんたならともかく、茂野がこれ以上茅野ちゃんに触るとか……」
いろいろ妄想したらしい沈黙があった。
「強姦罪で訴えてやるっ」
と出て行こうとする。
「落ちつけっ。
俺が行くっ」
と穂積は慌てて弟の腕を掴んだ。