激しく、優しく、愛して





「冬二!!!」


そう思っていたけど…



待っていたのはなに1つ物が置かれてない
空虚な部屋。


一緒に座ったソファも
おいしいご飯が並んだテーブルも


何度も何度も抱いてくれたベッドも


買い揃えてくれたわたしの荷物も


なにもなかった。


「そんな都合よく…いくわけないか……」



気づいてからでは遅いなんて
誰かが言っていた。

冬二は携帯も解約し、姿を消した。




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