激しく、優しく、愛して





「え!なに!!!?」


いきなりお姫様抱っこをして彼は
海から出る。


車からタオルを取ってきた彼は
わたしの足を丁寧に拭いてくれた。


その彼の手は冷たかった。


「我慢してまで水かけたかったの?
嫌がらせ?」


「……笑うと思ったから」


さっきまでの意地悪な顔はどこかに消えて
すごく、寂しそうにわたしの足を
何度も丁寧に拭く。




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