A secret word 〜心に秘めた想い〜
──…───……──…
「あの…っ」
なぜか、私に向けられた声がして、見ると女の子が立っていた。
「…?」
軽く首を傾げると
「もう…授業、終わりましたよ…?」
「………」
「………」
……………。
「…え」
ヤバい……。
完全にボーっとしてた。
私は、はっ! として勢いよくイスから立ち上がった。
「あ、ありがとう…!」
そう言うと、女の子は軽く笑って帰っていった。