A secret word 〜心に秘めた想い〜





──…───……──…




「あの…っ」


なぜか、私に向けられた声がして、見ると女の子が立っていた。



「…?」


軽く首を傾げると



「もう…授業、終わりましたよ…?」


「………」


「………」



……………。


「…え」


ヤバい……。


完全にボーっとしてた。



私は、はっ! として勢いよくイスから立ち上がった。


「あ、ありがとう…!」


そう言うと、女の子は軽く笑って帰っていった。




< 14 / 68 >

この作品をシェア

pagetop