サガシモノ
オカルト部
勉強の後にお買い物が待っている。


その効果は絶大で、1時間ほどで今日持ち寄った課題を片付ける事ができてしまった。


わからない所は教えあったり、図書館の本で調べたりできたから余計にスムーズに進んでいったのだ。


「できたね」


こんなに早く課題が終るとは思ってなくて、あたしは目の前のノートを見て目を丸くしていた。


栞と渚も同じように驚いている。


「あたしたちって、実はやればできるんじゃないの?」


栞がそう言い、自分を指さした。


「そうかもしれないね」


渚はそう言い、ニカッと笑う。


答えがあっているかどうかは別として、ここまでできた達成感が体中を支配していた。


この調子で課題を終わらせていけば、一週間くらいですべて終わらせることができそうだ。


その後は夏休みの全部を満喫することができる!


そう思うと居ても立っても居られない。


浴衣や水着だけじゃなくて、山に行くための準備もしておかなくちゃ!
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