サガシモノ
たしか広間を抜けると1年生の教室があったはずだ。
ライトの明かりがいつ消えるかとドキドキしながら廊下を進んでいくと、1年生の教室がすぐに見えた。
どの表札もほとんど消えかけているし、廊下側の窓も劣化しひび割れている。
あちこちに蜘蛛の巣が入っていたり、ホコリが積もっていたりして見ているだけでどんどん体温を奪われていくようだった。
1年3組までしかない教室を抜けるとその隣は2年生の教室になっていた。
こちらも3組までしかない。
今に比べると随分と生徒数が少なかったようだ。
2年生の教室を抜けると廊下は左右に別れていた。
ライトで照らしてみると、右手が職員室と会議室。
左手にはトイレと保健室があった。
「1階はこれだけか」
陽がそう呟いた。
3年生の教室と、他の教室は全部2階にあるようだ。
ライトの明かりがいつ消えるかとドキドキしながら廊下を進んでいくと、1年生の教室がすぐに見えた。
どの表札もほとんど消えかけているし、廊下側の窓も劣化しひび割れている。
あちこちに蜘蛛の巣が入っていたり、ホコリが積もっていたりして見ているだけでどんどん体温を奪われていくようだった。
1年3組までしかない教室を抜けるとその隣は2年生の教室になっていた。
こちらも3組までしかない。
今に比べると随分と生徒数が少なかったようだ。
2年生の教室を抜けると廊下は左右に別れていた。
ライトで照らしてみると、右手が職員室と会議室。
左手にはトイレと保健室があった。
「1階はこれだけか」
陽がそう呟いた。
3年生の教室と、他の教室は全部2階にあるようだ。