冷たい彼と同居生活




「はあ。」


つくづくばかだよ俺って。


すると


「かーけるくん!!!」


いつものように斉藤がやってくる。


「なに?」


「もーつめたいな!!今日体育祭だし一緒にお弁当食べようよ!!私作ってきたの!!」


嬉しそうにそう言う斉藤。


でも残念ながらそんな気分じゃない。


「いらない」


そう言って俺は教室を出た。


そのとき


「許さない」


斉藤がそう言ったのを俺は知らない。




< 142 / 227 >

この作品をシェア

pagetop