冷たい彼と同居生活




「どういうことだよ」


「もしかしたらことねがにどい目に合うかもしれないねってこと。わかんない?ばかだから?」


斉藤はクスッと笑ってそう言った。


「お前にそんなことできるわけない」


そうだ。こんな女1人でできるわけない。


俺が守ればいい話。


「実は~男友達多いんだよね~。あ、そういえばことねって合コン行ってなかった?あのときの男私の友達でさ~。あんたが来なかったらお持ち帰りできたのにとか言ってたよ~?」


なんなのこいつ。


どんだけ余裕あんの。


すっげー腹立つ。むかつく。


のに何も言い返せない。


ことねに好きだと伝えるために別れるのか


ことねを守るために付き合っているのか


答えは2つに1つだった。




< 152 / 227 >

この作品をシェア

pagetop