箒星
「んじゃ、代わりましょーよ先輩★」



沈黙を破ったのは流星だった



「……いいのか?」



後ろ髪をひかれるような顔の響先パイ



「いいっつーか代えてくださいよ。杏奈ちゃんのそばにいられるからさ」


「先パイ……、これ退場させちゃだめですか?」



あたしの全細胞がこれをそばに置いとくなって言っている気がする!


「じゃ、チェンジしよーなー!」



無視かっ!



「じゃあ、一緒にみようよ、杏奈ちゃんっ♪」


「やだからっ」



さっきは気がつかなかった冷たい視線がまたつきささった



これに気がついていれば、よかったのに……
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