彼女の彼氏が決まるまで
夏音は首を振った。
「私は良いんだよ。でも、やめたら、また同じように傷つく人がどんどんと出てくるでしょう?それは嫌だから・・・。」
「わかるけど・・俺は!」
瞬が言った所でチャイムが鳴り、気づけば昼食の時間になっていた。
「そろそろ戻ろ!サボりすぎちゃった。」
マスクをして立ち上がると、よろめき前に倒れかけた夏音を瞬は抱えた。
「あ!・・・ごめん。今日は帰るわ!」
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