彼女の彼氏が決まるまで

夏音は首を振った。







「私は良いんだよ。でも、やめたら、また同じように傷つく人がどんどんと出てくるでしょう?それは嫌だから・・・。」





「わかるけど・・俺は!」




瞬が言った所でチャイムが鳴り、気づけば昼食の時間になっていた。







「そろそろ戻ろ!サボりすぎちゃった。」




マスクをして立ち上がると、よろめき前に倒れかけた夏音を瞬は抱えた。





「あ!・・・ごめん。今日は帰るわ!」






< 64 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop