刺激の強すぎたお持ちかえり 【完】
赤面する私を
       満足そうに眺め、


「んじゃ、改めて、
桜、俺と結婚して、一緒に住もう。」


そう言って、
成嶋の
ポケットから、

良くテレビで見た事のある、

小さな箱が取りだされた。


「……」

成嶋自身が自分でだして、
私の薬指にはめる。



 
「大丈夫、
    慣れるまで、
いや、
  慣れたらまた、新しい事
           考えてやるから(笑)

お前はそのまま、
      俺の隣にいればいい。

桜が好きだ。」


そう言って、

私の返事なんて無視して、
成嶋は私に、キスをした。
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