あかすぎる、恋に。

迷いごと

【彩side】

今日は寝坊もしないで家を出ると、
私の家の門の前に立っている遼真を見つけた。


遼真の方は私に気付いていない。

私は足を忍ばせて、こっそりと
遼真に近づいた。



「ワッ!!!」


遼真は案の定驚いて、目を真ん丸にしながら
こちらを凝視した。


ん?反応無しかい?


「なっ、お前なぁー・・・朝っぱらから
変なことすんじゃねえよ。」


呆れられてしまった。


「まぁ、いいじゃないか~」

「って、昨日の夜メール送ったよな」
「え?あー、送ったかも」


私はメールの内容を思い出しながら
そう答える。


でも何でだ?

「お前・・・文章力なさすぎ」
と、ため息をつく。







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