バスの天井裏と水たまり〜私が好きな絵本の話
2、おかしな家族
【おかしな家族】ジャン コクトーです。


好きなの、ジャン コクトー。


イラストがね。


前ページで紹介した玉井さんとは対照的。


玉井さんは緻密に書き込まれた感あるけど、ジャンコクトーのはサラサラっと。


色もカラフルだったり。


知らずに見た事あるわぁって人、絶対いると思う。


ジャン コクトーは絵本作家さんって訳じゃない。


他にも色々とされてます。


昔ね、パラードって言うバレエの映像を見た事があって、脚本はジャンコクトーなんだけど、衣装はピカソが担当って凄くない?


話し戻します。


おかしな家族はハッキリ言って子供には読ませたくない絵本です。


ただ、絵は見せたい。


絵本の最初にコクトー自身、子供たちに対して自分の描いた絵が気に入らなきゃ好きに色を塗ってもいいよ的な事が書いてあるけどそれでも今は読ませたくはない、笑。


ざっくり言うと月と太陽が結婚して子供も授かり、仲良く暮らすのだけど夫婦仲が良すぎて子供は放ったらかし。


それで、確か犬かな、が子供達の家庭教師をするんだけど結局、夫婦仲は冷え切っていって…。


まぁ、フランス的な内容です。


昔からまんまのハッピーエンドが苦手だった。


うん、ハッピーエンド好きよ。


絶対に。


だけど、ちょっぴり苦手なのよ。


不安になる。


その後にある先を考えると。


考えなくてもいいのにね。


だから、ほんのちょっと毒のある話が好きだったりする。


めちゃ毒ありは嫌ですよ。


ほんのちょっとだけ。


なんか、モヤっとするような。


一時期、フランス映画や文学にハマってた時があって学生の頃からよく見てました。


プロフにも書いてる好きな映画に【髪結いの亭主】とかね。


あの世界観、凄く好きなの。


決してハッピーエンドではないけれど。


フィリップ トゥーサンとか後、誰だっけエレベーターって本書いた人。←本棚に確認しに行くのが面倒くさい(笑)


だけど恐らく初めて読んだフランス文学はレ・ミゼラブルだな。


小学生の頃に読んで、なんて暗い話だって印象しかない…。


これ、絵本の話からだいぶズレてますね。


なので、最後にもう一度書いときます。


ジャンコクトーのイラストが好き。





















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