私のいとおしい残念な男達
海外組とは海外事業部、企画とはクリエティブ部門の企画事業部か企画宣伝広報部だろう、それぞれ共に15階以上の部署だ。
なんて仕事に関するディベートが、高くなりそうな飲み会だろう
彼女たちの楽しそうな声に充てられて、その場をそっと離れようと席を立った
が、立ち上がった目の前を覆うような人影がかかり、その背の高いスーツの右半分に頭がぶつかった
「わっ! す、すみま…………」
「あんた、何やってんの?」
遥か上の方から低い声が落ちてきた
「へ?」
あんたって…………
「和馬、こいつと知り合いなの?」
ぶつけた私の頭に大きな手が乗り、立ち塞がる目の前のスーツ男に捕まった
こ、こいつって………私の事?
そのままの状態で私を無視して、今度は座っている男性の方に視線を移したスーツ男
「今、【ange】の話をしてたんだよ。すごく興味を持ってくれていたからさぁ」
「ふぅん……」
見下ろす視線がまた私に戻ると、立ち上がっている私の脚の先から頭のてっぺんへとゆっくりと移動する
「……………っ」
何?
その視線で一瞬身体を引いた