ただ、好きなだけだった。




「ねぇ姉ちゃんー。ちょっと遊んで帰らない?」



私は帰りたくなくて…
必死だった。



「えー?でもひとまず荷物おいてからにしよー?荷物重いからっ!」



私の気持ちに気付いているのか……


単に荷物が重いだけか…



答えはわからないけど、
家に帰らなければいけない事実は、変わる事はなかった。




少しの遠回りも許されず、


どんどん近づく
自分の家に……



ただ小さく…怯えていた
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