ただ、好きなだけだった。


「……おはよう」


……………。


って!!!皆寝てるしっ!



「おぃおい……」




ぁーあっ。つっまんねーの!



「ふぁあー。おー紗由おはよー」




おー!誰か起きたっ♪




「あっ!!!飛鳥ママおはよー♪」



1番先に起きたのは、さすが大人!飛鳥ママだった。




「飛鳥ママぁー!!!昨日ありがとうねっ☆紗由もう行くから!また来るっ♪」




「ぇえー!紗由どこ行くの…?家じゃぁ……ないよね?」




うん……。




家じゃない。




家じゃぁ……ないよ。




「家じゃないよっ!」


私は精一杯の笑顔で言った。
< 50 / 114 >

この作品をシェア

pagetop