あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

(セミ、鳴かなくていいよ!)

そう念じても、更にうるさくなる一方である。

ミーンミーン

ジリジリジリ

ツクツクボーオァ ツクツクボーオァ

ジー…ジー…

「蝉の大合唱やな!」

そう言ってそこに現れたのは、なんと…
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