あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

永遠 春人の憂鬱 2


俺が入学式の日、失踪した兄貴だったが、

走って血眼で探すと、

警察署で保護されていた。

――午前五時のこと。

(無事で、良かった…。)

そう思った俺の目に、

兄貴の横にいる少女が映った。
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