あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

帰りに、学校の近くの並木道を通った時、

いつの間にか落ちた葉っぱたちが、

ファッションショーをしていた。

赤、オレンジ、黄、緑…

それらは、とても鮮やかで、

まるで、決して開けてはならない美しいパンドラの箱を飾る、

宝石のようだった。
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