あの日、あの場所で-君に恋した夏の日-

Cyclamenとの対決



私は、プンスカして足を踏み鳴らせながら、

自分の家のドアを開けて入った。

「ただいま!」

「お帰り、美唄。部活ないと随分帰りが早いわね。
今、晩ご飯作ってるから。」

「はーーい。」

手を洗う洗面台の鏡に映った、自分の姿――。
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