可愛い人の飼い方
その狂った匠の目に映っているのは
精神が可笑しくなりかけた柚菜。
「嫌だよ…こんな世界望んでない…会いたい…
助けてよ…誰か…」だが、その柚菜のか細い声は匠には聞こえていない。
「ん?なんで泣いてるの?あ、そっか、俺と二人きりでそんなに嬉しいんだ!可愛いな〜柚菜は」そんなバカバカしい事を言いながら
可笑しくなりかけた柚菜を抱き締める。
「これから、俺が飼ってあげるよ…
俺の可愛い人」
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