俺様上司に、永遠の愛を誓え
待っている内にも、他の待ち合わせをしていた人たちが、一人減り二人減りして、みんな楽しそうに連れ立っていく。

やがては、周りには誰もいないようになって、 部長は、もう来てくれないのかもしれないと思った。


部長は忙しいと言っていたのに、自分が勝手に待ってるのがいけないような気もした。

だけど、帰ろうと思っても、そこから動くに動けなかった。

いっしょにいたくて、そばにいたくて、

今にも、部長が来てくれるんじゃないかと思うと、その場から足が離れなかった。




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