俺様上司に、永遠の愛を誓え

ーー夜空に鈍く星が瞬いて、街灯だけが薄くぼんやり点く下で、


 「……もうずっといっしょに、いられるんですね……」

胸に頬を寄せて、抱きつくと、


「ああ…おまえだけを、ずっと……」

耳元へ寄せた唇で、

「……愛してやるから……」

その低く、艶っぽくも聞こえる声で言って、


「だからもう、泣くなよ……」


と、いつの間にかこぼれていた涙のあとに、やさしく口づけた……。



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