俺様上司に、永遠の愛を誓え
番外編「情愛」

1

結婚して、部長の部屋でいっしょに暮らすようになって、穏やかな日々が過ぎた。

ーー朝食を作って、部長を起こしにいく。

「起きて、圭吾…」

軽く身体を揺すって声をかけると、

「ああ…もうそんな時間か…」

と、目をあけた。


「ん…おはよう…まゆ」

額の髪を片手でつかみながら、ベッドから起き上がる。

「圭吾、おはよう…」

新藤部長の、こんな無防備な姿が見られるなんて、思ってもみなかった。

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