俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……部長は、いつもひとり残ってでも、仕事をしてましたから…」


「…マジでか? どんだけ仕事の鬼なんだよって、感じだよな?」

軽く笑って言う松岡部長に、


「そういうんじゃないです…」

と、呟く。


「えっ、何…? あの部長のこと、けっこう知ってる感じなのか? だったら、少し教えてくれないか?」

答える間もなく、

「じゃあ、これから飲みにでも。こんな時間まで残業して、あんたもお腹すいてんだろ?」

降りたエレベーターから、ぐいぐい引っ張られた。



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