俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……。……だったら、あの人って、まゆと新藤部長のこと勘付いてて、わざとちょっかい出してきてんの……?」

「わからないけど……でも、それから絡んでくるようになって……」

「ああーもう~…」と、恵利がじれたように言う。


「それから絡んできてるってことは、私が忠告する前には、もう飲みに行ってたってことだよね……?」

「うん……」と、下を向いてうなづく。


「もう…まゆってば、鈍いにも程があるから……」

「ごめん…なさい…」

「私に謝ったって、しょうがないってば……」

恵利が呆れたように言って、


「それで、このこと新藤部長は、知ってるの?」


と、訊いてきた。




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