少女マンガ的社内恋愛
鬼ネコ求愛問題
「へぇ~~~、アンタ達、きちんと愛を育んでるのねぇ」


大分のん気な口調で爆弾発言をブッ放した燐のせいで、バサッ!と音をたてて書類が床に落ちる。


「あ、愛!?燐アンタ、何言ってるのよっ!!」


「だっていい年齢の男女2人がオシャレなカフェで食事って、まるでデートじゃないの。最初はどうなる事かと思ったけどアンタと常務、順調みたいね~~~」


慌てて書類を拾い上げる私に構う事なくニコニコ笑っている燐に、私は本気で目眩がした。


「あのねぇ!!昨日のアレはデートなんかじゃないから!勝手に変な解釈するの、やめて貰えるかしら!?」
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