まじめっ娘とイケメンくんの恋


「迷ってるとこ」


「行ってみなよ
視野も広がるしその人がいい人なら
付き合っちゃえ!ハツカレじゃん!」


「ですよぇ~
田舎者だとか言う謙太さんを
見返しできますね」


「はぁ?そこにオレの名前出すな!
浮かれてたらひどい目に遭うぞ
男と付き合ったことないやつが
いいのいいの言われて舞い上がって
最後には捨てられる
男は狼なんだからな」


「どうして最後には捨てられる設定なの?
そのまま結婚とかあるかも知れないし」


「あはは
それは確立低いよ
あたしだって元春とこの先
どうなるかわかんないしね」


彩子さんの発言に
「オレは!別れねーぞ
一生別れねー」と元春。


「羨ましいですね
彩子さん幸せですよ
こんなに思ってもらえて
あたしも頑張ろうっ!
じゃあ 謙太さん
今日は嫌々ながらあたしに
付き合ってくれてありがとね」


とあたしはそのまま部屋へと向かった。


「おい!飯は?
作ってくれるんじゃないの?」


「疲れたから作りたくないんで
そこのカップラーメンでも食べてください
お休みなさい」


「マジか・・・」


そのあと台所で何を話してるのかは
全くわからず 一寝入りして
リビングに出てみたら誰も居なかった。



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