君×私×彼

春は出会いの季節


この先生との新たな出会いで


何かが動き出す気配がする


白く、白く、濁った想いが


もうすでに


生まれ出されていることに


この頃の私は気づかない



この感情は何か

その答えを探そうと

もがき始める



これが私の春



輝くことを忘れてしまったかのように

白く霞んで

あんなに綺麗に見えた桜は

帰り道には

もう見えなかった

< 16 / 54 >

この作品をシェア

pagetop