女子高生が白狐の許嫁!?
・・・

「あー!もうむり!」

音春は大声をあげる。

「・・・どーしたんだよ。急に。」

急に叫んだ音春に驚く李斗。

「・・・もーやめようよ。この空気。

いい加減、湊叶くんと仲直りしてよ。」

「・・・・・・。」 無視。

「いつまで続くの?この感じ。」

「・・・・・・。」 無視。

「喧嘩してる場合じゃないでしょ!

一致団結しなきゃいけないのに・・・」

「・・・・・・。」 無視。

何を聞いても、何を言ってもすべて無視する李斗に音春はキスをする。

「・・・っ。な、なんだよ。いきなり」

「だって全然反応してくれないから!

こうでもしなきゃずっと無視するでしょ」

「・・・俺も謝りたいと思ってるよ。

空気が悪いのも分かってる。

・・・でもさ、・・・でも」

李斗は音春の肩に顔を乗せ、つづける。

「・・・どうしたらいいのか分かんねぇーんだよ。

今さらなんて謝ればいいか分かんないし、タイミングもないし・・・。」

「李斗・・・。ずっと悩んでたんだね。

ごめんね、強く言いすぎちゃって。

謝ること考えてるなんて思わなくて。」












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