笑顔を持たない少女と涙を持たない少年


それより上がっているなんてことは、あっては欲しくない。


りぃの苦しそうな姿なんて滅多に見ないから、本当に心配だ。


私は歩きながら、ポケットに入っていたスマートフォンを確認する。


「何も来てない…」


画面には今の時刻が表示されるだけで、メッセージや着信などの履歴は残されていなかった。


ますます、心配だ。


私はスマートフォンをまたポケットに入れると、少し速度を速めて歩き出した。

< 176 / 463 >

この作品をシェア

pagetop