笑顔を持たない少女と涙を持たない少年
「今年もまたみぃと祝ってもらえる~」
りぃはハンバーグを食べながら、そう言って笑う。
こんな双子、しかも高校生の女の子同士だというのにここまで仲のいい双子は、私の周りには他にいなかった。
「ね、みぃ、今年のケーキは何にしてもらう?」
正直、私にはこの家族しかいない。
りぃにかけられた言葉に、私は3人を見渡す。
父親と母親、そしてりぃは。
私をいつも、支えてくれる。