となり。













「碧くんありがとうねえ。わざわざ運んでくれて」

「いえ…そんな。次からはエレベーター点検の時間確認しといてくださいね!危ないじゃないですか…大きい袋二つも」

「ふふふ、つい買いすぎちゃってねえ。
ありがとね」

「はい」



おばあさんが部屋に入ったのをしっかり確認してから部屋に入ろうとしてたところで振り向かれた。



「…うっ」

「なに?」

「何でもないですけどっ」

「…それ、いつもそうなの?」

「はい?」

「それ」



と言って、コンビニの袋を指した。



「た、たまたまですっ!」

「ふーん。ま、頑張れよ一人暮らし」



それだけ言ってバタンとドアを閉めた。


ほんっっっとうに失礼な人だな!














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