明日を想う ~アスオモイ~
「早見さんって、いつもそれ読んでるけど… 本かな?」

「あっ、これは、特には…」

「はぁーい、岡野も席につけー。」

「せんせぇー、しょうがないなぁ。」

そうだ、この学校に唯一知ってる人がいるらしい。

今、先生と呼ばれた人なのかな?

タイミング良すぎるでしょ。

「日記読んだか? 俺な、有麻 優翔。お前の担任だ。
なんかあったりしたら、数学の予備室に居ていいからな。」

そう言って渡されたのは鍵だ。

「ありがとうございます…。」

「おう!」


「はーい、HR始めるぞー。」
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