友情は初恋と引き換えに
プロローグ
4歳…

「つむぎ、龍人と結婚したいなぁ…」



「いいよ、俺もつむぎと結婚したい」



「ぃ、いいの…?じゃあ約束、指切りげんまんと誓いのチュー…しよ?」



「「指切りげんまん、嘘ついたら針千本のーます!指切った!」」



「あははっ、じゃあ次はチューしよ?」



「チューじゃなくて、そういうのキスって言うんだぜ?」



「キス?そうなんだ…じゃあキス?しよ!」



「おう!」



この頃は幸せだった。



ただ純粋に龍人が好きだった。


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