青春メトロノーム
叫んで、声が枯れて、足が動けない私は這いずって颯太に会いに行った。
「……おい、ブス、何してんだよ」
「颯太!?」
けれど、颯太は私の目の前に現れた。
「お前の方が重傷なんだから寝とけよ。なんで歩き回ってんの」
「だって、颯太、頭……」
「おう、めっちゃ痛ぇよ。たんこぶ出来た。見るか?」
颯太が居る。
私の目の前で笑っている。
大丈夫だと、私に冗談まで言ってくれている。
「俺はお前の傍に居るよ。あのバカが帰って来るまではずっと」