君の笑顔が見たくて
今日の授業は頭に入ってこない

カラオケも

輝の冗談も

真海ちゃんの笑顔、笑い声も

歌声も

全部…








「なぁぁ~!カラオケ楽しかったなぁ~!」

「久留宮君と初めて話したけど、楽しかったです!」

また、また

ここにいるともう泣きそう



「そういや、輝。もう夜遅いから真海ちゃん送っていきな
真海ちゃんの家ここから、なかなかの距離あるし。
あと、不審者情報出てたから余計に危険だし」

もう焦って言葉がいっぺんに出てくる


「美希?どうした?変だよ?」



近づいて来ないで

このぐちゃっとしたこの顔を…

やめて…


「大丈夫、じゃあね!」

もう、輝の話も聞かずに

とりあえず

走って逃げた

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