私の王子様は、冷酷なんかじゃありません
「……あんまり心配させないで」
そう言う王子の声は、
やっぱり少し怒ってた。
「ごめんなさい…」
「いいから。……帰るよ」
そういって黙って歩き出す王子に、走ってついていく。
つかつかと前を歩く王子の後ろを、はや歩きで歩く私。
「………………」
「………………」
何も喋らない王子。
なんだか話しかけるなってオーラが背中から伝わってきて、話しかけたくても話しかけられなかった。