私の王子様は、冷酷なんかじゃありません
王子からそんな質問をされて、
うっと返事につまる。
それはその……
「い、行きたい……です、けど……」
だって私、王子の事が好きなんだもん。
女の子なら誰だって、好きな人とイルミネーション見たいって思うよ。
「…………王子の鈍感」
声に出さず、口の形だけでそう呟く。
私が拗ねている間に、車は駐車場に到着した。
二人で駐車場から、イルミネーションまでの道のりを歩く。
そして───
「……わぁっ……!」