先生のことなんて好きにならない!

先生とわたし




「今日親御さんは?」


「夜まで仕事です」


「なら、それまで面倒みてやる」


「学校戻らなくて良いんですか」


「七瀬の勉強みる前まではすぐ帰ってたから良いんだよ」



本当なのかどうか。わからないけど、先生の優しさに甘えることにする。


先生の家の前についた。

肩を貸してもらい、先生の家に入ると、すぐさま除菌スプレーをかけベッドに寝かせられた。



「除菌のにおいがする…」


「俺のにおいよりマシだろ」



恋する乙女には好きな人のにおいですら愛おしいのに。この人はわかっていない。
< 183 / 192 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop