先生のことなんて好きにならない!
「先生、風邪移っちゃうよ」
「お前みたいに体弱くないから大丈夫です」
さっきまで甘いことしてた人とは思えない。
「でも、せっかく好き同士なのに付き合わないのって寂しいなぁ」
「しょうがないだろ。その代わり、いつでもここ来て良いから」
「本当にいつでも?」
「うーん。毎日は嫌かも」
「えっ」
「うそだよ」
本気で悲しそうな顔をした私に、本気笑いでそう返す先生。
幸せなこの空間がずっと続けば良いのにと願った。