私-後編-
高校に行くようになって、ナツは少しずつ変わっていた。

                        
それは前々から気づいていた…――



『そうなんや。
まぁまだ遊びたいよな。
ナツが決めたならいいんちゃう』



私は冷たく言い放った。



「遊びたいとかそんな意味ちゃうで?」


そんな意味ってどんな意味だよ…



私はハルを寝かすからと言ってナツに出てってもらった。
                                    

なんで今の幸せを大事にしないの?



平凡だけど

幸せそうだったのに…




人の気持ちってそんなもんなんかな…――

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