たった1人のシンデレラガール
私、佐倉莉音(さくら りね)。

電話の相手は親友の田中愛莉(たなか あいり)。

今日は久しぶりに愛莉と飲みに行く日だ。


「いや〜、ひどい雨だね」

「ほんとだよ。早く来てよ」

「ごめんってば〜!」

もう足元がべちゃべちゃだ。


人が多い。金曜日だからとても賑わっている。

「お姉さん1時間どうっすか〜」

「少し飲もうよ!初回100円でいいよ!」

あちこちでホストがキャッチしてる。

ここは有名な飲み屋街だ。

私はいつもここを通ったり

ここで待ち合わせをするときは

電話をしてるか、イヤホンをつけて

音楽を聴くようにしている。、

そうでもしないとキャッチがうるさいからだ。

少し進むだけで何人にも声をかけられる。

"大変な仕事だなぁ…"

そう思いながら私は愛莉の話を

聞きながら待っていた。
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