もう1度、あの恋を
その夜、奏太の家でご飯を食べてから、家に帰りお風呂に入ってる時も、ずっと2人に話したいってことだけを考えていた。
そのせいでのぼせちゃって、お父さんに怒られたけど…。
私は寝るにだって寝付かなくて大変だった
そして、朝。
「じゃあ。先に行くからね~」
ローファーを履くと玄関からお父さんに叫ぶ。
すると、2階から慌てて降りてきたお父さんは私の顔を見て優しく言った。
「行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
そう言うと、私は奏太の家を前を通り過ぎあっという間に大通りにつく。
はやく、はやく…。