もう1度、あの恋を





隣まで歩いてくる奏太。
私は、反射的に体を隠そうと、してしまう。



「保健室の感想行ってから帰れよーっ」


「はぁ? 」



「結子ちゃんどうだった?」






………そんな男子の言葉に、私はため息をついてしまう。





何を聞いてるんだか、こいつらは。







「別に。普通にいい人だったけど?
……あんまり寝れなかったけどな」





その言葉に目を見開いてしまう。







「はぁ?!なんだよそれ!」



男子は気になるのか、カバンを持ってクラスから出ていく奏太の後ろ姿を追いかけている。









私は、その姿をずっと見つめていた。








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